Q.ピアノで脱力するってどういうこと?

2020年02月24日

 他の教室から移ってきた生徒さんのお悩みで多いのが"脱力"についてです。"脱力できていないから音が汚い"、"脱力できないので手や腕が痛くなる"、"脱力できないので素早く指を動かすことができない"などなど…脱力が出来ていないとピアノを弾くのに不都合なことだらけなんです。しかも『脱力して!』と先生に注意されても、そもそも脱力の仕方を教えてもらっていない……

……という場合が非常に多いのです。

 ピアノでたった一つの音を弾く…という動作のために、実は脳の中ではいくつもの命令を出しています。たった一つの音を出すためにです!更に音が鳴った後も耳から情報が入り、それを脳で処理して・・・

先生から『脱力しなさい』と注意される時は、脳が混乱して余計な命令が筋肉に伝わっている時です。まず脳が混乱しないようにしないといけませんね。それから必要な筋肉にのみ命令を出すトレーニングが必要です。

必要な筋肉だけを動かす=脱力して弾いている状態です。

 ですからピアノを習い始めたばかりの幼児や初心者のうちに、正しい命令の仕方を身につける事が大事です!とりあえず鍵盤を押さえて音を出してなんとなく曲らしく聞こえて楽しい~♪というような楽なレッスンや練習をしていると、脱力とは程遠い状態になってしまいます。

 そこで導入<リトミック・ソルフェージュ>コースの間に、必要な筋肉にのみ命令を出すトレーニングをしてしまいます。急がば回れ!

 上手に脱力できた状態で、美しい音で弾きたいですね!

 他の教室から移ってきたY君。ガチガチだった肩や手のひらも、一年後にはすっかりリラックスして弾けるようになりました。